アーユルヴェーダとマルマ療法

インド医学にもツボがあり、それをマルマと呼びます。『改訂 アーユルヴェーダとマルマ療法 (GAIA BOOKS)』(デイヴィッド・フローリー、スバーシュ・ラナーデ 、アヴィナーシュ・レーレ著、上馬場和男・西川真知子訳、産調出版)は、インドのツボであるマルマについて書かれた本です。
インドにはアーユルヴェーダ医学あり、シッダ医学あり、ユーナニー医学あり、またそれらとは別にヨーガの身体観があります。歴史的に交流があり共通する部分もありますが、本来はそれぞれ別のものです。
厳密に言うとマルマはスリランカを含むインド南部のシッダ医学かとは思いますが、インドの伝統医学であるシッダ医学はあまり知られてなく、インド医学としてはアーユルヴェーダの方が有名なので、本書ではそれらを踏まえたうえでインド南部のアーユルヴェーダであるシッダ医学という表現がされています。
それはさておき、中国だけでなくインドにもツボ療法があるということは、私達鍼灸師にとっても興味深いことですし、ツボはある意味普遍的なものだということだと思います。
ちなみにツボとマルマを簡単に比較して見ますと、ツボの数は360(古代中国では一年の数を360日とした為。実際はツボの数はもっとたくさんある。)、マルマの数は107(私は解かりませんが107という数はインド文化において何らかの意味があると思います。マルマの数は実際はもっとある。)。
ツボの大きさは点(実際は触診してみるとある一定の広がりがありますが概念としては点)、マルマの大きさは1/2横指〜4横指の面(あまりメジャーではありませんがインドにもスチ・マルマといって鍼療法がありますので鍼治療においては点に施術するのでしょうが概念としては一定の広がりをもった領域・面)です。
私達鍼灸師はツボを点として捉えますが教科書的な基準の位置と臨床上有効なツボの位置が異なることが多々あります。インドのマルマの様に初めからツボを面として捉え、その中から有効なポイントをツボとして捉えるのも面白い見方だと思います。
いずれにしてもツボやそれを用いる鍼灸というものは凄いと改めて思いました。
(2010年11月に紹介)

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