伝統鍼灸について思ったこと

10月27日(土)・28(日)に日本伝統鍼灸学会学術大会が札幌で行われました。
北海道で伝統鍼灸学会が行われるのは初めてのことで、私もスタッフとして微力ながらお手伝いをさせていただきました。
通常地方でこのような学会が行われると300人ぐらい集まるのが相場なのだそうですが、今回の北海道大会では700人を越える人数が集まりました。
東京の大会でも800人を越えたことは無いそうですので東京に並ぶほどの人数が集まったことになります。
これを機に北海道でますます伝統医学・鍼灸医学が発展すればと思いますし、伝統医学・鍼灸医学に対する期待の大きさを感じざるえません。
昨今、日本の伝統医学・伝統鍼灸を見直そうという動きがあります。
中国は中医学を世界に発信していますし、韓国も独自の韓医学を打ち出しています。
そんななか日本は各流派がバラバラにあるだけで日本独自の伝統医学・伝統鍼灸というものを打ち出せないでいる。
だから早く日本独自の伝統医学・伝統鍼灸を打ち建てようというものです。
私も日本独自の伝統医学・伝統鍼灸とは何かを考えることは大賛成です。
しかし、あまり早急に結論を急がないほうがいいと思っています。
日本の伝統医学・伝統鍼灸を選定するにはそのための基準となる物差しが必要となります。
その物差しを何処に置くかそれによって全然異なったものになる恐れがあるからです。
実際中国においても現代中医学に対して中医学内部から異論反論が僅かながらですが出はじめているそうです。
現代中医学は毛沢東の時代それまで様々あった流派を唯物史観に基づいてまとめ上げたものです。
当然その切り捨てられたものの中にも大切なものがあったのではないかと思います。
勿論、玉虫色の理論など出来る訳もありませんが切り落としてはいけないもの、伝統鍼灸の本質についてはじっくりと考える必要があると思います。
(2007年10月掲載)

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